水平を取って敷いたタイル道床の線路も月日が経ち、タイル面が凸凹になってしまいます。
タイルをはがし、基礎の水平化をやり直しました。
砂利の道床は比較的簡単に水平化作業が出来ますが、タイル部分は手間がかかります。
玄関前可動式線路の枕木製作
鉄枠で線路傾斜を調整していますが車両荷重でレールが数ミリ上下し、乗客の偏った荷重で 脱線する場合があります。
線路を路面に直接枕木固定しレール沈み込み防止を検討。
対策
世田谷公園の5インチゲージ鉄道に乗車したところ 左右に車体をゆすっても車両が安定しています。
レールががっちり大地に固定されて動きません。
これが車体が安定の要因と理解しました。
改善前
フレームのたわみが車両に伝わり、ふわ付き感があり脱線を招く場合があります。
カーブ部分も枕木で地面を踏ん張る方式に拡大し、やっと改修を終えました。
玄関前は水はけの関係で傾斜がついています。 各枕木を台形状にして、線路面が水平になるようにし、大地を踏ん張る路面になりました。
6月通過試験 無事通過できるようになりました。 クロス部分通過に衝撃があり、改善の余地あり。
モデルニクスさんの鉄製曲線レール(半径2m)に直線レール材を溶接してポイントを製作しました。
現物合わせの作業です。
初回品は車輪単独で確認しながら作成し線路を敷設。
ボギー車両で試験走行したら脱線の嵐でした。
問題・対策は以下のとおり
①交差部で予定外線路に入って脱線⇒振動対策で隙間を少なくすると、車輪フランジ(脱線防止の車輪内側の輪っか突起板)が異なる線路に誘導され脱線 vs 隙間を大きくすると重量車両の振動が大きくなり線路を痛める。
⇒ 本物はフランジで沈み込み防止するため線路の切れている部分の下部が浅くなっている。改善の余地あり
②の脱線防止補助レールを増設したが両輪のフランジ間隔考慮しあまり狭くは出来ず有効性は確認できていません。
③両輪のフランジ間隔公差のため10mm以上の隙間に拡大(初回品は8mmにため予定外方向に誘導された脱線が25%発生)
作り直し3回を経てポイント敷設し、脱線せずに通過出来るようになりました。
5インチゲージポイントは人員乗車の状態で通過しますので、重量受ける対応でレールの受け板を付けました。
線路設営の初期状況 (令和3年9月)
車両が登れる様
前後傾斜2%以内を目指しています
傾斜は左右が合わせないと脱線します
狭小庭園鉄道半径2mのカーブです
試運転の段階で高速運転は出来ません